Slopenailの日記

健康とマネーと書評を中心に書いています。

億万長者の秘密をきみに教えよう【感想】

 「億万長者の秘密をきみに教えよう」(ロジャー・ハミルトン著)

 

を久しぶりに読んだ。

 

今回で読むのは多分5回目になる。

 

同じ本を繰り返し読むことはあまりないのだが、

 

本書はページ数が141pと短く読みやすい内容ということもあり、

 

忘れた頃に読み返すようにしている。

 

毎回読むたびに新たな気づきが得られる、

 

深い内容だということもまた読みたくなる理由かもしれない。

 

9歳の少年が主人公の寓話で、自分の感覚的にはジブリ映画を

 

繰り返し観るのに近い。

 

 ここからはややネタバレのため、ご注意を。

 

 今回の気づきとしては、大きく2つあった。

 

1つ目は、ビジョンがはっきりすると、

 

何が自分の富なのかがわかる、という物語の中の目医者の

 

メンターの教えがあるのだが、これについての理解が深まった。

 

富はお金も富の一部だけど、知識やノウハウ、

 

経験や仲間など財産を失っても失わないものと

 

本書では定義されている。それはビジョンが明確になって初めて

 

何を得たいかが見えてくる。

 

ビジョンを目的地や道標とするならば、

 

富はその目的を達成するために必然的に得られるものだ

 

と思っている。多分自分だけじゃないと思うけど、

 

何を得られるかという富にどうしても目が行きがちだけど、

 

まずは自分が何をしたいのか、どうなりたいのか

 

といったことを決めないと、

 

何が得られるかは 決まらない。

 

だからビジョンをまず明確にすることが必要で、

 

これがはっきりするまで 真剣に考えようと思った。

 

また、ただ考えているだけじゃなく、

 

「動きながら常に考える」ことが

 

肝要なんじゃないかと自分なりに思った。

 

2つ目は富の泉の話で、村人は毎日バケツ一杯の水を汲みに富の泉に行くのだが、

 

生きるためにコップ一杯の水を求めるのか、1日の生活をやりくりするためにバケツ

 

一杯の水を求めるのか、もっと豊かさをを求めるのかは自分次第なんだってことだ。

 

少年の父親は毎日富の泉に水を汲みに行くことを欠かさず、1ドルをおばあさんに

 

払って水を汲みに行っていた。だが、生活は貧しく体も悪くしてしまうわけだが、

 

バケツ一杯の水以上のものを求めて質問を投げかけなかったことも事実で、

 

毎日1ドルを支払って水を汲みに行く事が大事な事でそれに対して全く疑問を

 

抱かなかった。これはなんだか社会の縮図のように思えた。

 

おばあさんは求めるものには与えるというスタンスだった。少年はお金持ちになりたい

 

という問いを投げかけたので別の運命が開けたのだ。

 

とまあ何度読んでも気づきが得られる良書なので、次に読んだ時にはまた続きを

 

書こうと思います。

億万長者の秘密をきみに教えよう!